2024年12月7日(土)開催いたします!
施工会&座学へのご参加お申し込み多数いただき、募集を締め切りました。
心より御礼申し上げます。
現在キャンセル待ち受付中です。>キャンセル待ちも締め切りました(11月25日)。mgmt@chikyumori.org まで。
顧問・高田宏臣が高田造園設計事務所にて施工を手掛けました、東京・品川の武蔵小山「かなめのもり」の施工会&見学会を開催いたします。
かなめのもりのビルは、都内の人気商店街のひとつ、武蔵小山アーケード街に面した商業ビルです。ビルオーナー・長谷川ビルディングさまは建て替え工事に際して、
・時が経てば経つほど手間がかからなくなっていく雑木の庭
・時が経てば経つほど環境が人にも生きものにとって気持ちの良い森
を目指しました。
高田造園設計事務所は、設計事務所、ゼネコン、造園会社と協業しながら、ビルの基礎工事埋め戻しの段階から、地下水を滞水させることなく浸透・涵養させる施工を提案。どんぐりから育てた実生の苗木を植樹する有機緑化を施工し、2年前の2022年に竣工しました。
2022年11月、苗木を植樹した間際の様子。
2023年4月のかなめのもりのビル、2階歩行路。
2024年初夏のかなめのもりのビル2階歩行路。1〜1.5メートル程度の苗木が、すでに2メートルを超えている。
同じく2024年初夏かなめのもりのビル屋上。灌水装置もなく、今年の猛暑も2−3回水やりをしただけ。
有機土木®️による人工地盤のつくり方、そして有機緑化®️による人工地盤上につくった植樹マウンドや歩行路で施工したことは、建築業界で一般的に行われている屋上緑化のマニュアルとは根本的に異なります。
・人工的な緑化資材不使用
・人工灌水装置不使用
・ワラ、落ち葉、炭、燻炭、ぐり石、瓦片、伐木剪定枝など、里山・野山周辺で手に入るもので施工
上記で施工したかなめのもりの環境は、歩行性がよくて疲れにくい上、夏場でも樹木の蒸散効果や木陰によって風が生まれ、微気候が緩和されています。
今回の施工会&見学会では、高田宏臣が直接みなさまに
・自然を観察しながら判断し、施工を進める視点を持つ重要性
を踏まえて、
・雑木の森を目指す、2年目を迎えた苗木植栽の剪定とマウンドの整備のポイント
・通常の原形維持の手入れではなく、環境を育てる手入れについて
をお伝えします。
ウッドチップや瓦を一緒に屋上までリレー運搬したら、剪定バサミを手にして、健やかに育った苗木の枝ぶりを観察しながら、移り変わっていく自然を理解し、5年後、10年後の森の姿を描きながら、手入れをする視点を学びましょう!
表層の緑化だけでなく、ビル全体を浸透装置として雨水を排水させず、土地に浸透させて、涵養させながら自然に還していく本来の「雨庭」は、土中環境の視点で行う有機土木・有機緑化と一体として考えることが重要であることを体感していただければ幸いです。
施工後は、かなめのもりビルさまのご好意で、室内にて座学の機会も設けます。座学ではお施主様で、かなめのもり(武蔵小山ショッピングセンタービルの建替)を企画・監督された井上創さま(株式会社長谷川ビルディング)にもご参加いただき、プロジェクトへの思いと、施工後の管理で感じられていることをお話しいただく予定です。
ディベロッパーさま、設計事務所さま、ランドスケープ施工会社さまからの視察が増えているかなめのもりで、高田宏臣・地球守が行う初めての講習会です。
みなさまのご参加を心よりお待ちしております。
<開催概要>
日時
2024年12月7日(土)
タイムスケジュール(変更あり 11月29日現在)
受付開始 9:00-
説明開始 9:30-
作業開始 9:45-
昼休み 12:00-
作業開始 13:00-
座学 15:00-
解散 16:00
会場
東京都品川区荏原3−5−4
施設名「かなめのもり」
*敷地・神社・新築建物群を含む施設全体を「かなめのもり」、アーケードに面した鉄骨造の新築商業ビルを「かなめのもりのビル」と称しています。
参加費
6,000円(当日現金でお支払いください。)
*12月4日0:00以降のキャンセルは、12月4日5日50%、6日以降は100%のキャンセル料をいただきます。
定員
30名
定員オーバーの場合は、11月25日(月)までにエントリーしていただきました有機土木協会正会員・賛助会員の方、地球守賛助会員の方のご参加を先着順に受け付けます。
受付場所
参加者の方に後ほどご連絡いたします。
*車でお越しの方は、周辺のコインパーキングをご利用ください。
*雨天決行、内容は予告なく変更する場合がございます。予めご了承くださいませ。