沖縄県首里金城町の石垣を保ってきたものを考える、地球守オンラインサロン第3回を開催いたします。

2022年4月30日(土)16:00より、那覇市議会議員・瀬名波奎さんと首里金城町自治会のみなさんとお話しします。

地球守オンラインサロン「大きな木」第3回は、ここ数年視察で通い、昨年11月にはシンポジウムを開催させていただきました沖縄の仲間、やんばる穴掘りクラブの長島優さんはじめ、みなさんからの報告で、急遽開催することにいたしました。

今回のテーマは世界遺産・首里城のある首里金城町の石垣を守るものについてです。
沖縄は島の至る所に御嶽・水場・井戸があります。天からの恵みの雨を土地に浸透させ、ガジュマルやアカギなど、豊かな樹木の森の土中で涵養させながら、海へと水を返すように、土地を育てるように使ってきたのです。

首里金城町にある金城大樋川も、かつて村の共同井戸として使われていました。
本土復帰(1972年)後に水道が普及しましたが、自治会の方によると、それまではここから水を汲んで生活をしていたそうです。
2019年地球守・高田が視察をした際には大樋川は水量が少なくなっていたものの、まだかろうじて水が湧いていました。
ところが2021年4月の視察時には、石垣の上の立派なアカギが伐採され、石垣が今にも崩れそうな状態になっていたのです。そしてついに今年に入り、石垣が崩れてしまったという報告が、那覇市議会議員の瀬名波奎さん、そしてシジナミ・やんばる穴掘りクラブの長島優さんから地球守に寄せられました。

自然の植生や森の力を借りながら、暮らしの営みと風景を育ててきたのが伝統的な土地の造作「伝統土木」です。その知恵が断ち切られてしまったことにより、崩れた箇所への対処は、コンクリートで固めてしまう現代の土木以外、いまは選択肢がありません。

今回のオンラインサロンでは、生活に欠かせない水を育んできた石垣を守ってきた土中環境への視点を共有し、環境を傷めない崩壊への対処として伝統土木でできることを解説します。

那覇市首里金城町で起きたことは決してこの地域だけのものではなく、日本全国で共通するものです。ぜひ多くのみなさんのご参加をお待ちしております。

登壇者


沖縄県那覇市議会議員 瀬名波奎さん
シジナミ 長島優さん
地球守代表理事 高田宏臣
司会・シジナミ 山田沙紀さん

*ゲスト登壇者は順次お知らせいたします。



参加方法

<お申し込み>
ピーティクスよりお申し込みください。

<日時>
2022年4月30日(土)
16:00−17:30
*所要時間は約60ー90分となります。

<定員>
90名(先着順)
・キャンセル待ちの場合、地球守賛助会員の方を優先して受け付けます。

<参加費>
地球守賛助会員の方      無料
地球守賛助会員以外の方    1,000円

*地球守は3月より賛助会員制を取らせていただいております。
 賛助会員申し込み済み・会費お振り込み済みの方は無料でご参加いただけます。
 会員以外の方は1000円の参加費をピーティクスでお支払いください。
 賛助会員お申し込み希望の方はこちらよりお申し込みください。

<注意>
お振り込み・お申し込みいただきました方(アーカイブ配信ご希望者以外)に、
zoomのリンクを前日と直前にメールにてお送りします。
地球守のアドレスからのメールを受信できるよう、メールの設定にご注意ください。

みなさまのご参加を心よりお待ちしております。