朝日新聞千葉版に、沖ノ島視察の様子が掲載されました。

2019年台風15号による被害状況と環境調査を、千葉県館山市沖ノ島で行いました。その様子はこのNEWSページでも房日新聞と東京新聞に取り上げていただいたことをお伝えしましたが、1月17日(金)に朝日新聞千葉県版にも取り上げていただきました。
記事全文以下引用いたします。

2020年1月17日(金)朝日新聞千葉県版
「館山の沖ノ島 台風被害調査」
昨年9月の台風15号など相次いだ台風で大きな被害を受けた館山市の沖ノ島で、NPO法人が倒木などの現状調査をした。「歩いて渡れる無人島」として人気がある島の森の再生に向けて、自然の再生力を促す取り組みを今後始める。
沖ノ島の自然保護活動を続けているNPO法人たてやま・海辺の鑑定団(竹内聖一理事長)と館山市が10日、森林再生に実績のあるNPO法人地球守(千葉市)の高田宏臣代表理事(50)を招いて開いた。
高田代表理事は竹内理事長と同鑑定団メンバーらと一緒に島の海岸部や倒木が多数残る森の中を歩きながら、島の土壌の問題点を指摘。「倒木の原因は、雨水と空気が地中まで浸透、循環していないために土が乾燥してしまっているから。土壌環境を改善する必要がある」などと話した。
具体的には、島内をめぐるコンクリート製遊歩道の両脇に溝を掘って雨水を誘導し、土に浸透する環境をつくることなどを提言した。
調査を終えて竹内理事長は「私たちにできるのは自然の復活力を信じて手助けしてあげること。50年後の子孫の世代に森が育っているといいなと思う」と話した。

(写真は、2010年の沖ノ島。NPO法人たてやま・海辺の鑑定団、竹内聖一さまより)