地球守の自然読本 頒布のお知らせ

文明の節度ある、持続可能な環境を目指す
エデュケーションツールとして

かねてよりお知らせしてきました『地球守の自然読本① 土木はいのちを守れているか』を3月よりお届けできることになりました。
昨年日本列島を襲った台風や豪雨により、代表理事の高田宏臣自身も被災しました。長年、各地の災害の現場調査を重ねてきましたが、昨秋の強烈な体験により「自然環境の荒廃が、かつてない規模で進んでいる。私たちひとりひとりのいのちを守る本来の土木を広め、文明の節度を意識する社会を創造しなければ」と強く思ったのです。そして専門家にも一般の方々にも、本来の土木のあり方について知っていただくエデュケーションツールを継続して発行することにしました。

第1回の自然読本は二つ折り製本、全18ページの冊子です。
雨がしみ込んでいかない傷んだ大地が引き起こす、がけ崩れや河川の増水といった自然災害の仕組み。日本の人口の約半数が暮らす、平野部の安全を守ってきた民間土木*1を取り戻すための提案。さらにはメガソーラー発電所建設などによる大規模開発の弊害についても触れています。
かがく絵本のように、図版・イラスト・写真を中心に、小学生から大人までが読める平易なことばで書かれています。

*1
変化しようとする自然の動きを力学的に抑え込むことに主眼を置いた現代土木に対し、自然自らが安定してゆくように仕向けることに主眼を置いた、経験的智慧に基づくかつての土木のこと。

多くの方に手にとっていただき、地域の環境と未来のいのちを健やかにするアクションへの一助にしていただければ幸いです。
頒布方法は以下をご参照ください。

地球守の自然読本❶ 表紙

頒布の方針について

自費出版のため、書店やネット通販のような一般流通はありません。一冊ずつお分けするのではなく、地球守の活動をご理解いただき、読本を広めるドネーションをいただいた方に、まずまとまった数をご郵送していく予定です。

特に高田宏臣と関わりのある小・中学校など教育機関には、無償で配布する予定です。

頒布時期

3月初旬から順次、地球守より発送いたします。

頒布方法

<1>ドネーションをいただいた方々、および協力者の方々
地球守の活動に賛同してくださり、今回の出版に際して呼びかけました2月1日以降、ドネーションを送ってくださいました方々に、まず自然読本をお送りします。
なお、現在もドネーションを受付中です。ドネーションについてはこちら

・原則として、3000円以上のドネーションに対して、5冊お送りします。なお、必要部数についてはご要望いただければ対応いたします。啓蒙につながる活動の場での配布をお考えの方など、お気軽にお問い合わせください。
・高田造園設計事務所の「環境・気候非常事態宣言書」も同封いたします。

<2>個人の希望者の方々
大変に申し訳ないのですが、1部ずつのご郵送には現時点で対応しておりません。
高田宏臣の講演会場やワークショップ会場、中部支部やワークショップ会場でおひとりおひとりにお分けします。


3月以降の予定はサポートメンバーにご登録いただいた方へのメール配信、およびウェブサイトのNEWSページやFBでお知らせいたしますので、ぜひご登録やFBグループへの「👍」でご注目ください。

❹頒布ご協力、読本ご活用について

自然読本の頒布にご興味をお持ちの法人・団体の方、またはエデュケーションツールとして活用することにご興味をお持ちの教育機関などの方はCONTACTよりご連絡ください。