2021年9月16日(木)〜17日(金) > 10月21日(木)ー22日(金)に順延となりました! 小田原・はじめ塾様の敷地にて2日間連続講座開催です!
10月21日(木)ー22日(金)に小田原市内にあります「はじめ塾」様の敷地内の、くずれた農道の修復中心とした里山環境改善講座を行います。
はじめ塾さまは、子どもひとりひとりの個性を大切にし、自ら生きていくための力を身につけることを支える、教育活動の場を小田原の自然に囲まれた場所でつくってきました。自然活動の一環で農業をおこなっていますが、今回崩れた農道は、子どもと大人が一緒に作物を育てたり、生き物を育てる一角にあります。
環境が荒廃する原因のひとつが、現代の「道」の付け方にあります。
林道、車道、歩道、そして農道。あらゆる道は、本当は環境をいためるのではなく、環境を育てることのできる造作を施すことができるのです。
台風や豪雨で裏山が崩れたり、道脇が崩れたりすると、現代の土木工事では、必ず土圧を抑えるためにコンクリートで固める施工が行われます。ところがコンクリートによって水と空気の動きが止まると、上部からの雨水が滞水し、周辺はヤブになったり竹林が覆ったりと、環境をますます悪化させてしまいます。
今回の講座では、締め固めるのではなく、木材・石・竹・炭など地元の材料と、敷地内の落ち葉や枝そだを使って、崩れないように安定した土手をつくります。水が土中に浸透したり、樹木や草花によって吸い上げられたりする中で、空気もともに健全に流れます。この自然の理にしたがって、土地が自ら育ち、安定していくよう仕向けてきたのが、かつての土木造作の智恵です。
未来につなげる本来の土木技術を日本全国の地域に根付かせること、そして技術だけでなく自然との向き合い方を学ぶこと。
特に、土木・林業・造園業に携わる方々のふるってのご参加を、お待ちしております。
申し込み方法:
一般社団法人 地湧の杜
chiwakinomori@gmail.com
下記項目をご記入の上、メールでお申し込みください。
1. 10月21日−22日ワークショップ参加
2. お名前
3. フリガナ
4. ご住所 〒
5. 電話番号
6. このイベントを何でお知りになられましたか。
7. 上記の項目で、お知らせ会員登録させていただきます(無料)。今後、地湧の杜からのお知らせが不要な方はその旨お書きください。
8. ご同伴者お名前
参加費の振込確認後、地湧の杜さまより詳細のご案内がメールで届きます。
日時
2021年10月21日(木)〜22日(金)
1日目 10:00~16:00
2日目 15:00 終了予定
・小雨決行。
定員
30名
参加費
15,000 円 (参加費は事前に下記口座にお振込みいただきます)
振込先
楽天銀行 第3営業支店(支店番号253)
普通口座7100470 シャ)チワキノモリ
振込確認後、地湧の杜さまより詳細のご案内がメールで届きます。
宿泊について
宿泊希望者は各自お早めに小田原近辺のお宿をとってください。
16日昼食は各自持参、17日昼食は用意します。
宿泊場所のご紹介を希望される方は、申し込みメールにご記入ください。
開催地
小田原市久野
持ち物
汚れて良い服・(着替え)、靴(地下足袋、脚絆)、日よけ帽子、飲み物、移植ごて、剪定鋏、枝切鋸
あればお持ちいただきたいもの
角軸貫通ドライバー、シノ、大玄翁、剣先スコップ、バケツ、ミノ
指導
高田宏臣(NPO法人地球守 代表理事/高田造園設計事務所 代表取締役)
高田造園設計事務所スタッフ
協力
はじめ塾
後援
小田原市環境政策課 NPO法人新月の木国際協会 認定NPO法人みんなでお城をつくる会 一般社団法人神奈川県建築士会 小田原地方支部(手続中)
内容 (地湧の杜さまウェブサイトより)
小田原ではミカン畑などの耕作放棄地の広がりから山間地の農道は荒れ、大雨の度に泥が流れ、そしてその影響が周辺環境にも及んでいます。市民農園の活用等で耕作放棄地はところどころ維持されるようになりましたがそこへ至る農道の整備があちこちで危機的な状況です。そこで高田宏臣さんの指導のもと環境に配慮した農道整備の実践講座を開催します。今回実習地となる場所はかなり崩落が進んだ道路ですのでその改善方法はすこぶる実践的なものです。
この講座は実践を中心に進められます。土中環境の視点をもって行う環境改善の作法と技術を身につけたい方、身近なところで自身が環境改善またその普及を行おうと思っている方が対象です。