11月20日沖縄・今帰仁村にてシンポジウムを開催! ご参加受付中です!

沖縄県今帰仁村にて、シンポジウム『沖縄から観光と環境を考える』を開催いたします。

この7月、奄美大島、徳之島、沖縄島北部および西表島の自然が、多様で固有性の高い生態系を保持していることなどが評価されて、ユネスコ「世界自然遺産」への登録が決定しました。
地元では、この登録を機に地域の発展を歓迎する声の一方で、ひっそりと保たれてきた暮らしの環境が大きく変貌してゆくことを危惧する声も聴かれます。
自然の中で人の営みが積み重ねられ、美しい風土がつくられ、独特の温かな文化が育まれてきました。
それこそが、未来に繋ぐべき地域の宝、国の宝、人類共通の宝と言えるでしょう。
世界遺産登録の趣旨は本来、失ってはいけない宝の価値に気づき、未来に守りつなぐことにあるのではないでしょうか?

ところが、世界遺産・世界自然遺産認定の後、多くの地域では観光開発のはざまで環境は荒れ、土地は乾き、訪れる人の心をうるおす文化や自然の息吹は、いつの間にか感じられなくなることが残念ながらとても多いのです。

「(世界遺産登録)以前はよかった。以前のほうがよかった」という声は、沖縄に限らず、現代の日本全国共通の課題です。
地球守では、地元で思いを同じくする方々と今年数回の視察を行いました。沖縄で観光地として開発されてきた御嶽・風葬地・水場は、本来地域の方々のいのちを守り、次世代へ豊かな生命をつなぐ環境の要であることに気づき、未来につなぐにはどうしたらよいか、私たちと一緒に考えていただければとの願いを込めて、『地球守の自然読本⑤ 沖縄から観光と環境を考える 暮らし・風土・文化のかなめ 聖地の意味と守り方』を発刊いたしました。

さらに11月のシンポジウム開催を通しまして、沖縄だけでなく、日本全国の観光による開発を考え直し、豊かな自然と文化によって育まれる「懐かしい未来」について考える機会を、多くの方と共有したいと思っております。このシンポジウムとWSについての発信はおもにFBページ「シジナミ再生プロジェクト」にて行います。地球守のFBページでもシェアをしたり、新たな発信の際にはメールでもお知らせをしてまいります。
ぜひページへの「いいね」をお願いします。

2021年11月20日(土) シンポジウム @今帰仁村総合運動公園村民体育館

シンポジウムはご来場(100名)と、オンライン配信(300名)のどちらかでご参加いただけます。
第1部は地球守・代表理事の高田宏臣の基調講演を行います。
第2部は、沖縄で自然と人が共生する「懐かしい未来」を長年提唱してこられた先達でもある島袋正敏さん(名護博物館初代館長)と稲福信吉さん(さちばるの庭オーナー)をお招きし、クロストークを行います。


シンポジウム概要(pdfダウンロードリンク

島袋正敏さん
稲福信吉さん
高田宏臣

日時 2021年11月20日(土) 開場14:30 開始15:00 終了18:00 

会場 今帰仁総合運動公園村民体育館

   〒905-0401 沖縄県国頭郡今帰仁村仲宗根851−1

   駐車場マップダウンロード


プログラム

第1部 地球守 高田宏臣基調講演

第2部 クロストーク
島袋正敏( 黙々100年塾 蔓草庵蔓主宰・名護博物館初代館長)
稲福信吉( さちばるやーどぅい代表)
高田宏臣(NPO 法人地球守代表理事 高田造園設計事務所代表)

モデレーター 上開地広美(Endemic Garden H・ネイチャーガイド)

       満名匠吾( シジナミ再生プロジェクト実行委員会メンバー) 

主催  シジナミ再生プロジェクト実行委員会/共催 NPO 法人 地球守

 

以下、みなさまへのお知らせとご注意いただきたい点などです。

 

参加費

おひとり1,000円です。当日現金でお持ちください。
参加費はシンポジウム開催のドネーションとさせていただきます。


持ち物(お忘れなくお願いします!)
会場の村民体育館内は下足禁止のため、体育館内で履いていただくスリッパ・上履き、脱いだ靴を入れる袋をご用意くださいますようお願い申し上げます。


会場物販・ドネーション

以下のアイテムを販売・頒布いたします(すべて税込価格)。

数に限りがありますので、ご希望の方はご予約ください。
お釣銭のないようにご協力お願いいたします!

 

高田宏臣著書 『土中環境』 2,750円

地球守の自然読本1号から5号まで1部ずつ ドネーション頒布 2,500円

野津唯市カレンダー「おきなわの原風景」 2,200円

やんばる穴掘りクラブステッカー 500円

 

 

 

大切なお知らせ その1 懇親会開催中止につきまして

会場で予定しておりました懇親会は、大変残念ではありますが、コロナの影響により会場での飲食が禁止されていますため、中止とさせていただきます。シンポジウム終了後、会場で登壇者、関係者と交流していただくお時間は十分ございますので、その旨ご了承くださいませ。

 



<申し込み方法>

シンポジウム来場申し込み窓口

オンライン(ズームウェビナー)視聴申し込み窓口
(10月25日月曜、8:00販売スタート! ピーティクスの事前決済が必要です)

2021年11月21日(日) ワークショップ「土地に流れる水と空気を感じる」 ー風葬地の現地調査・環境改善WS開催ー

高田宏臣と、沖縄で環境改善の指導をしている今西友起さんが講師として風葬地の土地の見立てと環境改善のデモンストレーションを行います。

*11月15日追記
21日に予定しておりますWSは、2会場ともに環境悪化の状況や安全に考慮いたしまして、地域住民の方と環境改善に継続して携わっていただく方々に限定して開催させていただくことになりました。

ご参加ご希望されていましたみなさまには、心よりお詫び申し上げます。

このシンポジウムの運営の一部は、地球守活動基金によって支えられております。
ご寄付くださったみなさまに改めて感謝申し上げます。
地球守活動基金

*内容は予告なく変更する場合がございます。ご了承くださいませ。